読書

”エフォートレス思考”を読む 小さな一歩でどこまでも行ける。スマートに実現しよう!

ひがしです!

シン・サラリーマンに引き続き、気になる本があったので読んでみました

紹介する本はこれ!!

  • タイトル  エフォートレス思考 努力を最小化して、成果を最大化する
  • 出版年月日 2021年12月6日 第一刷発行
  • 著者    グレッグ・マキューン

副題に「努力を最小化して、成果を最大化する」とあるとおり、本書では、一番力を入れたいものを一番簡単に行うための方法論、思考法がテーマとなっています

著者の前作は「エッセンシャル思考」

エッセンシャル思考は、選択と集中により、今、最も大事なことは「何か?」を考える思考法です

これに対して、エフォートレス思考は、その最も大事なことを「どのように?」やるかを極める技術と位置付けられています

エフォートレス思考では、日常でわたしたちが直面する課題をよりスムーズに乗り越えて行くための方法が紹介されています!

それじゃっ!さくっと見ていきましょう!!!

エフォートレス思考とは?

いちばん大事なことを、いちばん簡単にする思考法のこと

具体的な方法論として、3つのステップが挙げられています

①エフォートレスな精神 → 今、ここに集中するマインドを手に入れる

②エフォートレスな行動 → がんばらなくても、以前よりもよい結果を出す

③エフォートレスの仕組み化 → 成果が勝手についてくるようにする

これらを順に身につければ、今までできなかったことができるようになって、より大きな成果を出し続けることができるようになる!

エフォートレスな精神とは?

エフォートレスな精神とは、エネルギーに満ちた状態であり、言い換えれば「ゾーンに入った状態」です

その状態とは、集中力が研ぎ澄まされて、今ここに全てをフォーカスしている様

頭の中がガラクタに溢れていると、何をするのも難しくなります

エフォートレス思考の最初のステップでは、まず始めに、クリアな意識で「今、ここ」に集中する精神を持つことが重要としているんですね

みんな、こんな経験ありますよね?

○ゲームに熱中して、気づいたら夜中の2時だった

○テニスで相手と対戦した、ある瞬間の記憶だけを鮮明に覚えている

○突然、上司から資料作成を頼まれて、それだけに没頭した結果、いつもよりも大胆にそれでいて核心をつくようなプレゼン資料が出来上がった

これが、まさにエフォートレスな精神

らしい!

なんだよ!要するに集中してるってだけじゃん!って思ったそこのあなた!

そのとおり!!

いろいろ書いてあるけど、集中がすべて!

それくらい覚えとくだけで、ひとまずオッケーです!

ただ、究極的には、自らの意志でゾーンに入れるように訓練する必要はあるかもしれません

具体例にある経験はあくまで、努力と経験が瞬間的に引き起こした偶然の産物みたいなものでしょうからね

とはいえ・・・・・(そんな、スーパーサイヤ人みたいな話は置いておいて)

エフォートレスの精神を手に入れたいのなら、これだけは実践してほしい

ちゃんと食って、ちゃんと寝る

なんなら、ゆっくり熱いお風呂に浸かるとなおよい

家の近くにサウナがあるなら、ぜひ行ってみてほしい

体を整えると頭がスッキリして、世界が変わる

世界が変われば、余計なことにとらわれず、今この瞬間に集中できるようになる

エフォートレスな行動とは?

エフォートレスな行動とは、より小さな力でより大きな成果を上げることです

物事が上手くいってるときは頑張る必要などない

誰しもが一度は経験したことがあると思います。何事であっても自分が上り調子であると感じるときは、なにをやっても上手くいくような気がしますよね?

エフォートレスな行動とは、がんばることではない

自然に成果を出すやり方を学んで、より少ない努力で、余裕の成果を出すこと

本書では様々な行動例が紹介されていましたが、中でも重要な5つの例を抜き出してサラッと解説します

(1)ゴールを明確にイメージする

 ・正しすぎてはいけない

 ・コストとリターンが逆転するちょうど手前を「完成」と定める

時間をかければかけるだけ、よりよいものはもちろん完成する。ただ、完成したものが、かけた時間(コスト)に見合った成果を生み出すかどうかはよく判断する必要がある

コスト(時間)とリターン(成果)を明確にイメージすることで、不必要な行動を減らし、本当に必要なものに目を向けることができる

(2)はじめの一歩を身軽に踏み出す

 ・最初の一歩を正しく踏み出せば、やる気とエネルギーが強烈に高まり、マイクロバーストを引き起こす

 ・スタートダッシュを成功させてマイクロバーストを引き起こす

えっ??????

マイクロバーストってなんすか?( ゚д゚)?

マイクロバーストとは、10分程度の短い時間に強烈な風が生じる気象現象だ。積乱雲から生じる下降気流の柱は時速100キロ近くにも達し、大木が倒れるほどの勢いで地面に打ちつける。

引用元:グレッグ・マキューン(著)エフォートレス思考

 

いやいや、気象現象の話がなぜ!!!

っていう茶番は置いておいて、マイクロバーストはあくまで物の例え

何かをやり始めたとき、気分が乗って思っていたより物事が進んだ、なんて経験ありますよね

掃除するのがめんどくさい

気乗りしないまま、掃除機に電源を入れて一箇所掃除してみたら、他の場所が気になって、気づいたら部屋の隅々までピカピカにしていた、なんて経験

 ・最初の小さなゴールが見えれば、先に進むのは容易になる

 ・最初の一歩が遠すぎると思うなら、それはおそらく一歩の大きさを見誤ってるせいだ

はじめの一歩には、マイクロバーストほどのエネルギー(リターン)が秘められている

何かを成し遂げたいとき、これを活用しない手はない

(3)成功したいならまず終わらせろ

 ・必要以上の努力は誰のためにもならない

プレゼンテーションを頼まれたとき、動画や派手なグラフィック、何ページにもわたるデータを使ってスライドをつくる必要はない

自己満足の演出のために通常の2倍の労力を費やしてしまうのなら、半分の労力で必要な成果を出して、残りの半分の力でまた新しい成果を出すために労力を割くとよい

頑張りすぎて挫折してしまったら、その時点で成果は少しも残らない

(4)やらないことを最大限増やす

 ・最終的な目標が何であれ、価値を生み出すステップだけに集中すべきだ

 ・無駄な手順には機会コストがかかる

これは結構難しい。

なぜなら、ぼくも含めて大人は皆、与えられたものに当たり前に取り組むことに慣れすぎている

気がする。。。

どんなに疲れていても、仕事が終わるまで帰れない(帰らない)

周りが忙しそうだからなんとなく帰りづらい。。。。

がんばってないように思われるのも嫌だから、使うかどうかわからないけど、以前に上司が気にしていた資料を作り直しておこう

これではいつになってもエフォートレスの行動はできない

何かをやめるということは、何かを生み出すということだ

勇気をもってやらないことを判断してみよう

それだけのことで、本質的なことに使える時間やエネルギーが増えるのだから

(5)ゆっくりはスムーズで、スムーズは速い

 ・全力疾走が早いわけではないということを理解する

自分のペースを守るのはとても大事

物事には順序があるし、あるべき歩き方が必ずある

余裕で成果を出すためには、いつも余力を残して一定の力で乗り越えて行くことが必要だ

ウサギとカメの話と同じかもね!

5つの重要な行動例は、こんな感じ!

以上!

ちなみにぼくは「はじめの一歩を身軽に踏み出す」が、最も重要だと思っている

社会人になったばかりの頃、

慣れない仕事に追われて

何から手をつけていいか分からなくて

全然前に進まない!!!

と、困っていた時期がありました

そんなとき、会社のある先輩から、

「難しく考えすぎ。やることひとつひとつまずは手をつけてみろ」と、アドバイスを受けたことがあります

尊敬する先輩だったので、言われるがままにそうしてみたら、これが意外にうまくいく

やり始めたら、途中で終わろうにも終わるまで気になっちゃうし、何かひとつ理解が深まると関連することも芋づる式にわかるようになって、仕事もスムーズにこなせるようになった

そんな記憶が今でも残っています

最初の一歩は最も重要で、それでいて最も簡単で、かつ最もリターンが高い行動かもしれない

もしも最初の一歩が重いなら、一歩の距離を短くすればいい

よりシンプルに。より軽やかに。行きたいところへ踏み出そう

その一歩は、本当に些細な行動のように思えるが、実はとても大きな力を秘めているのだから

エフォートレスのしくみ化とは?

エフォートレスなしくみ化とは、直線的な成果ではなく、累積的な成果を利用することです

概念は少し違いますが、わかりやすい例として、株式投資の単利と複利の違いが挙げられていました

単利では、預け入れた全期間を通じて当初元本に対してのみ利息が発生します

5%の金利で 100万円を銀行預金に入金すれば、毎年5万円を得ることができますよね

逆に言えば、初めに投資した100万円は毎年必ず5万円しか生み出さないので、これ以上成果が大きくなることはありません

これが、直線的な成果です

一方で、複利では、一定期間ごとに利息を元金に繰入れ、これを新たな元金として利息を再計算します

先ほどの例で言えば、100万円が5万円を生み出して、翌年は合計105万円の元金がまた、5%の成果、5万2500円を生み出してくれるでしょう

複利すごい(*゚▽゚)ノ

同じ投資金額でも複利は単利より2回目以降に手に入れる金額が大きくなるんです

これが、累積的な成果です

エフォートレスの仕組み化とは、このお金の話を、日常の行動一つ一つに当てはめよう!って考え方なんです

一番わかりやすい例は、みんな大好きお勉強!

一夜漬けの勉強は直線的で、基礎をしっかり学んで様々な問題に応用できる学生は、累積的な勉強をしている

ということです

頭がいい人は、その場凌ぎの勉強はしない。基礎を重点的に学ぶことで、知識のベースができあがっているから、多少見たことのない問題に直面しても、凝縮された脳内のインデックスから最良の選択肢を選び取ることができるんですよね

さて、話は変わりますが、みんな、こんな経験ありますよね?

お気に入りのペンを使うために会社のデスクの引き出しを開けたところ、そこにペンがない

おかしいなーと思って、デスク周りを見渡してみたら、乱雑に置かれたファイルの隙間にペンが挟まっていた

さあ、これで、文字が書ける。いざっ!

これまで、何回と同じことを繰り返してきてませんか?

毎回毎回、デスクのどこかに隠れたペンを探すのって煩わしいですよね

一回決めるだけでいいんです。ルールを

「ペンを使い終わったら、デスク上のペン立てに置く」という

ルールを決めて仕組み化してしまえば、今後、ペン探しに頭を悩ませる必要はありません

すこしだけめんどくさくても、毎日毎日煩わしい思いをするくらいなら、一回グッと力を込めて、根本的に解決した方がずっとコストが低い長期的には、きちんと治した方が絶対にお得だということです

持続的に利益を得るためにはロングテールの視点で投資する必要がある

そうすれば、長い期間にわたって継続的な利益を得ることができます

本書では「時間管理のロングテール」として、紹介されていました

ところで・・・・・

ペンはどこにしまってるんだよ。おまえは?

と思ったそこのあなたにお答えします!!

ぼくは、お気に入りのペンは使い終わったら胸ポケットに刺すようにルール化しています!!

( ゚д゚)じーーーーーーーーーー

それ以外のたまに使うペンは・・・・・・・・

デスクのどこかに隠れています(笑)

まとめ

エフォートレス思考を身につけることができれば、いちばん大事なことを、いちばん簡単にすることができる

①今、この瞬間にフォーカスする → エフォートレスな精神

②はじめの一歩を身軽に踏み出す → エフォートレスな行動

②’ゆっくりはスムーズで、スムーズは早い → エフォートレスな行動

③直線的な成果ではなく、累積的な成果を利用する → エフォートレスの仕組み化

まずは、何が大切なのか、何が必要なのかを見極める

そして、この3つのステップを徹底すれば、やりたいことを余裕でこなせるようになる!

エフォートレス思考とは、夢を現実に、習慣を糧に、なりたい自分になるための最高の思考法だっ!!

さすがに・・・そこまでは言ってないんじゃ・・・・・・・(゚ω゚)

そんな感じ!

で、気になった人はぜひ!

「エフォートレス思考」

手に取って読んでみてはいかがでしょうか!

雑だーーーーーーーん!

今年も残りわずか

みなさんは、ゆく年くる年の準備はできているでしょうか?

そして、今年はどんな一年になったでしょうか?

ぼくは、良い意味でも悪い意味でも、変化の大きかった一年でした。

散歩することが増えたり、ブログをつくってみるようになったり、会社での働き方を考えるようになったり

・・・・・歳をとったり(それは当たり前でーーーす笑)

とまあ、感傷に浸ってもしょうがないんでねっ

おれは常に進化する!!

って、ことにでもしとこうか笑

みなさんも、きっと多くの経験が積み重なっていると思います。少しだけでいいので一年を振り返ってみてはいかがでしょうか

はてさて!

年末年始は、お家でぬくぬくしてもよし。実家に帰省するもよし。初売りに向けて気合いを入れるもよし。今年一年の経験と来年の期待に乾杯するもよし。静かに読書するもよし

あれ?何か忘れているような・・・・・・

一日中、ゲームしてもよし!

じゃ!