ゲーム

”ゼノブレイド3”を遊ぶ!命を紡げるのは、ぼくたちだけ。取り戻そう、世界の秩序を。part4

ひがしです!

気づけばもう9月

って

ゼノブレイド3が発売してからもうすでに1ヶ月以上経っているだと∑(゚Д゚)

ぐぬぬ

こちとらやっと第4話が終わったばかりだというのに・・・

てか、何話まであるんや(゚ω゚)

ゲーム自体は相変わらずめちゃくちゃ面白い!

第4話ではこれまでと違ってかなり物語の核心に近づき始めているような気がします!

それでは、いつもどおりさっくりストーリーを振り返っていきましょう!

アナイアレイターの脅威

大剣の突き立つ大地に向かう旅路の途中、轟音とともに雷のような光に大地がつつまれる

この衝撃の正体は、ケヴェス軍の本拠地キャッスルが開発した殲滅兵器、「アナイアレイター」の砲撃

アナイアレイターの砲撃は、ノア達ウロボロスと接触して命の火時計から解放された「白銀のエセル」を脅すためにケヴェスの女王が使ったもの

エセルはノア達と別れた後、ケヴェスの女王からキャッスルへ帰還命令を受けていた

「命の火時計の加護から外れたお前達は もはや命のやりとりをする必要はない」

「戦わざる者 生きるべからず」

「それが我が国の掟であり 真理なのですよ エセル」

女王陛下から下されたのは、ウロボロスの抹殺命令

汚染対象の除去と称して、コロニー4にアナイアレイターの弾道を向けられてしまったエセルは、女王陛下の要求に為す術もない

「執政官すら凌駕する実力を持ったお二人」

「期待していますよ」

そこには、ケヴェスのキャッスルにいるはずのない存在、エセルの好敵手カムナビの姿があった

命の期限

モルクナ大森林を通り抜ける道すがら、ユーニがミオに対して問いかける

命の期限についてだ

「なぁ どうしてそんなに割り切れるんだ?」

ミオは、動揺など見せずに落ち着いて答える

「割り切ってなんかいないよ」

「それなりに焦ってる」

「もしそう見えるなら」

「今のこの命は 私のじゃないからかも」

「貰った命なんだ 親友に」

「本当はあの時 死ぬのは私の方だった」

「今は自分じゃなく 彼女の時間を生きている」

「だからかな」

ユーニが確かめるように聞く

「もし もしだぜ?」

「その親友が ヨランみたいに現れたら?」

「敵として」

ミオは涙を浮かべながら、ずっと心に残る想いを打ち明けていた

「やっぱりランツみたいに聞いちゃうかな」

「何で? って」

「何で私に命をくれたの?」

「何で ミヤビの方が長く生きられたのに?」

「何であの時」

マナナが差し出すハンカチに涙を拭いながら強い決意を抱くようにミオは大きく頷いた

「そのあとね 受け入れる 現実を」

「答えが何であっても」

「”相方”が前ばかり見て走っていくんだもの」

「私が後ろに行く訳には いかないでしょ?」

ミオの決意を聞いて、ユーニは嬉しそうで、安心したような様子だった

「相方かぁ」

「ふっ もう そんなんなんだな」

「あいつは どう思ってんだろうな」

お互いの気持ち

エセルの側近、ボレアリスからキャッスルで起きた出来事を知らされたノア達

「この前見た あの光」

「あれが アナイアレイターのものであるのなら」

「たとえ私達が目的を達成できたとして 犠牲の上に成り立った命に 何の価値があるの?」

「そんな命」

「哀しすぎるよ」

命の重さが最もよくわかるからこそ

ミオは許せなかった

エセルを止めるべく、アナイアレイターによる人々の抹殺を食い止めるべく、キャッスルへの突入を決意するのだった

キャッスルへ向かう途中の夜

ノア達は束の間の休息を取り、万全な準備を行うべく装備の点検を入念に行なっていた

ミオは、これまでに見せたことのない仕草でノアに語りかける

「いいよね 君は」

「時間 たくさんあって」

「こうして自分がしたいことしてると 大剣の大地 どんどん遠くなる」

「何やってるんだろ 私」

ノアは少し動揺しているようだ

「まだ 二月も残ってるだろ?」

ミオは初めてみせるような、自分の弱さを全て曝け出すかのように、ノアに聞き返した

「まだ?」

「もう なの」

「私にとっては」

「焦っちゃだめなの?」

「今日休んで 明日休んで」

「そうしているうちに 来るのよ?」

「その時が」

「わかってない 全然」

ミオは堪えきれず、その場を去ってしまった

その様子を見ていたセナがノアに問いかける

「本当はすっごく怖い」

「それで良いんだって 背中押して欲しいんだよ」

「ノアに」

「初めて見た」

「あんなミオちゃん」

「ノアには言うんだね」

少しむっとしたようにノアが答える

「ミオの本心ならわかってるよ」

それを聞いたセナは、あやすように言う

「違う違う 本心なんかじゃないよ」

「あれ 愚痴だよ」

「ちょっと羨ましい」

「おくりびとのくせに そういうとこ鈍いよね」

「後でちゃんと謝っておくんだぞ」

「いい?約束」

セナもノアのことを信じているんだろう

少しうれしそうにしながらノアに言い聞かせていた

朝焼けが澄み渡る空の下

「夕べは ごめん」

声をかけてきたのはミオ

「ちょっと余裕なかった」

ノアも少し俯きながら答える

「俺こそごめん 気付けなくって」

「難しいことってあるよな」

ミオはおくりびとの横笛を取り出して言う

「これ 親友のなんだ」

「ずっと同じコロニーで一緒におくりびとしてた」

「ミヤビっていうの」

アグヌスの横笛は衣装と同じく白色を基調としたつくりだ

ノアは続けて聞き返す

「アグヌスでは おくりびとは二人で?」

ノアと出会った頃のこと思い出すようにしてミオが続ける

「うん だからびっくりした」

「最初に君が一緒におくってくれた時」

「でもね コロニーがある実験をして」

「その時 私を助けるために」

「私の分まで 生きてって」

「おかしいよね」

「私の方が」

「一つ」

「年上なのに」

ミオはまた涙を浮かべている

ノアはインタリンクして自分の中に流れ込んでくるミオの記憶の映像を思い浮かべていた

「そうか あれが」

手の甲で涙を拭いながら語りかけるミオ

「ね」

「楽器 交換しない?」

ノアは突然の提案に驚きを隠せない

「え?だってそれは」

少しミオは哀しそうだ

「やっぱり汚いの いや?」

ミオを傷つけまいとして必死に答えるのはノア

「そ そんなの気にする訳ないだろ」

「俺が言いたいのは」

まるでノアの想いが初めからわかっているのか、遮るようなタイミングでミオが続ける

「少しでも 長く使ってあげたいんだ」

「ミヤビが行きたかった分まで」

「君の方が長生きでしょ?」

ミオの想いを受け取ろうとノアも力強く答える

「ミオ」

「わかった」

「いいよ 交換だ」

「その代わり 俺の結構汚れてるぜ?」

ミオは優しげな表情で続けた

「大丈夫 私も気にしないから」

楽器を交換する二人の姿を朝焼けが暖かい光で包み込んでいた

ノアから受け取った楽器をミオはとても大事そうにして握りしめている

自分の想いをノアに託すのと同時に、ノアの歩いてきた道を楽器を通して受け取っているのかもしれない

「ありがとう 話してくれて」

「ちょっと 意外だった」

ミオは反射的に聞き返す

「意外?」

優しい時間に触れたノアはもう落ち着いていた

「インタリンクしていても わからないことあるんだなって」

ミオもノアと同じ気持ちだ

「当然だよ」

「自分のことだってよくわからない時あるのに 何でもかんでもな訳ないよ」

ノア:「言葉にしないと伝わらない?」

ミオ:「しても伝わらないことだって あるんじゃない?」

ノア:「夕べみたいに?」

ミオ:「アレは 私のわがまま」

   「でも 今はもう少し上手く 伝えられると思う」

ノア:「インタリンクって きっかけなのかもな」

   「お互いの気持ちが近づくための」

ミオ:「そうだね 私もそう思う」

エセルとカムナビ

キャッスルが目前に迫る中、立ち塞がるのは「エセル」と「カムナビ」

二人は女王陛下から賜った特別の鉄巨神に乗り込み、ノアたちに戦いを挑んでくる

両者の力は拮抗、長期戦だ

この状況に痺れを切らしたのは、側にいた執政官「オー」と「ピー」の二人

オーは、メビウスの力でカムナビを操ろうとする

カムナビの左眼の命の火時計が鈍い赤に染まる

しかし、己の自由を縛るものは何人であっても許さんとばかりに、左眼の瞳を自ら抉り取って見せた

「俺は」

「誰の束縛も受けん」

「あの者達のように」

「俺は」

「自由だ」

好敵手の勇ましい姿を目の当たりにして、エセルも何か吹っ切れたような清々しい様相を見せ始めた

「そうだ 自由だ」

「今 私達は」

この時を待ち望んでいたかのようにカムナビが叫ぶ

「なればエセル」

好敵手の意気に呼応するエセル

「ああ」

「憧れに向かって」

エセルとカムナビは互いに向き合い、刃を交わし始めた

これは二人の意思

「私は君達と出会い」

「そして憧れていた」

「その自由さに」

「君達に出会えた幸運を 私は噛み締めている」

エセルにとっては、これが自分の命の使い方なのだという

それを教えてくれたのはノア達だと

二人が何故戦っているのか理解ができないメビウスは、鉄巨神の力を通じて、二人の命を吸い上げ始めた

しかし、エセルとカムナビは戦うことをやめない

「今は理解できないだろうな」

「だがいつか伝わる」

「これが私の」

「私達の願いだと」

「この願いと憧れを」

「君達の記憶に」

「想いに乗せていって欲しい」

「そして遂げろ」

「その本懐を」

「命を」

「繋げるんだ」

次の一撃が最期だと言わんばかりにエセルが武器を構える

「ゆくぞ カムナビ」

カムナビもおそらくエセルと同じ想いだった

「その一太刀 応じよう」

二人の想いを乗せた一撃は、互いの鉄巨神を同時に貫いた

自身の命の使い方を全うした二人は満足げな表情を浮かべながら、消えていった

しかし、戦いは終わらない

ノア達ウロボロスを抹殺しようと、執政官オーとピーが不遜な態度でこちらに向かってくる

「とんだ役立たずだったわね」

「まぁ いいわ」

「どうせこうなるだろうって 予測してたもの」

「インタリンク」

「自分達だけのものって 思ってるでしょ」

「ざぁんねんでした」

「私達もできるの インタリンク」

「じゃ いくわよ」

「さぁ 刮目なさいっ」

執政官はメビウスに変化し、同時に異様な力でインタリンクする

インタリンクした姿は、まるで二人の姿形をそのまま繋ぎ合わせただけのような異形な見た目

気持ち悪いものを見たと目を背けるユーニに向かって、オーとピーが調子よく続ける

「気持ち悪いだなんて失礼ね」

「これがインタリンクの真の姿なんだな」

「そう ”二つの世界が一つになった”姿」

「半端者のあなた達とは違って 完璧な ね」

「完璧な私達に戦慄なさい」

「そして悶え苦しんで し」

そのとき

メビウスの顔面に渾身の一撃が放たれる

この一撃をお見舞いするのは、ミオ

それを見て驚く仲間達

ここまで怒りを露わにしたミオを見たことがない

ノアは思わず声を掛けた

「ミオ」

ミオの怒りが収まることはない

「ひ」

「人の命を 弄ぶなぁーっ」

「エセル達が何をした!? ただ 二人は願いを遂げたかっただけなのに!」

「そこに戦いを持ち込んで いいように使い捨てて」

「私達の命は」

「お前達の遊び道具じゃないっ」

仲間達もミオに続く、みんな同じ想いだ

「半端者だって? 冗談じゃない」

「今のこの思いが半端であるもんか」

「俺は お前達を許さない」

「消えていったエセルとカムナビの命に懸けて」

「俺は お前達を」

ノア達の想いが、怒りがメビウスに向けて集まったときから、すでに勝負は決まっていた

圧倒的な力を見せるノア達を前にしてメビウスはインタリンクの限界を超えたパワーを無理やり引き出そうとする

それと同時に黒い霧がメビウスに集まってくる

たじろぐオーとピー

「かっ 身体が!?」

「何 これ!?」

「な 何で動かな!?」

消滅現象だ

このままでは消滅現象に巻き込まれてノア達も無事では済まない

その瞬間かまわず前へ踏み出したのはノアとミオ

「これしか」

「方法は」

「ない」

魔剣ラッキーセブンが大地を突き刺し、メビウスは崖下へ崩れ落ちてゆく

消滅現象とともに、すべて消え去り

ノア達は何とかこの状況を乗り越えることに成功した

タイオン:「懸命な判断だったな ノア」

ノア:「ミオのおかげさ」

   「よく わかったな」

ミオ:「わかるよ」

   「君の考えくらい」

鎮まり帰る戦場でエセルとカムナビの鉄巨神に向き直るノア達

ノアとミオはごく自然と、二人で楽器を吹き始めてエセルとカムナビを送る

二人が楽器を交換して初めてのおくりなのだろうか

ケヴェスの黒色の衣装と白い楽器

アグヌスの白色の衣装と黒い楽器

それぞれが混じり合うように、二人の奏でる音が戦場の渇きを優しく包み込んでいた

ミオの気持ちは強く固まっていた

それはノア達も同じ

ディー&ジェイ

キャッスルへの侵入に成功したノア達は、アナイアレイターの基部にたどり着き、破壊を試みる

しかし、そこで待ち構えていたのは、ノア達、ミオ達が出会った戦場で対峙した因縁のメビウス、ディー

ディーがメビウスの変身を解くと、そこにはジェイを名乗る、ヨランも一緒に待ち構えていた

インタリンクできるのはウロボロスだけではない

初めて対峙したメビウスは、ディーとジェイがインタリンクした姿だったようだ

ユーニは確信していた

黄金ランクのコロニー跡地でも頭の中に流れてきた走馬灯のような映像

自分が知らない世界、自分が知らない記憶のどこかで、メビウスディーに殺されてしまったことがある

「一々カンに障るな あいつ」

ディー、ジェイとの戦いの最中、ついに動き出してしまったアナイアレイター

このままでは、エセルが大切にしていたコロニー4が消し炭になってしまう

ユーニは突き刺す恐怖に足がすくんでしまって動けない

メビウスに睨まれると、恐怖を拒絶するように攻撃を乱発

照準の定まらない攻撃はメビウスにまとまな致命傷を負わせることができない

恐怖に震えるユーニの様子を見て、不敵な笑みを浮かべたディーが言い放つ

「おめぇ」

「”前に会ってんな”?」

「くくっ その目」

「怖ぇんだろ? この俺が?」

「わかんだぜえ?」

「”何度でも” 殺してやるよ」

ディーは戦いの感覚に優れていて相手の動きをまるですべて把握しているかのようにノア達の総攻撃を去なしてくる

たとえ、少しの致命傷を与えても、インタリンクしているヨランがすぐさま回復術で傷を癒してしまう

何度立ち向かえど、逆に致命傷を浴びせられてしまう、ノアとミオ、ランツとセナ

仲間のピンチを目の当たりにして、ユーニは静かに恐怖に抗い始めていた

叫び声を上げながら、一直線にメビウスに立ち向かうユーニとタイオン

「ヤケクソか?」

「それとも死期を悟ったってかぁ」

銃撃を乱射するユーニをまたしても嘲笑うかのようにして締め上げるメビウス

あの時と同じ

どこかでディーに殺されたときと同じ光景

しかし、今回は違った

ユーニは得意げな表情で笑ってみせた

「少し離れちまえば わかんねぇみたい だな」

締め上げられたユーニは、タイオンが作り出したモンドの幻影

乱射した銃弾、モンドの幻影はアナイアレイターに突き刺さり、爆散する

「幻影か!?」

「てめぇ」

「最初っからそれを!?」

この戦いで初めて焦りの様子を見せるメビウス

ユーニはその瞬間、攻撃に転じようと動き出すディーとジェイを踏みつけて地べたに押さえつけた

「お前 アタシを舐めてたろ?」

「ビビったと思い込んで 状況の変化を見落とした」

「ああ ビビったさ だからって」

「あきらめたりはしねぇ」

必死にその場から離れようともがき苦しむメビウスをユーニは決して逃さない

「逃すかよぉ」

今度は地べたに押さえつけるのと同時に、ユーニは余裕の笑みをこぼしながらメビウスの顔面を踏みつけてみせた

爆発するアナイアレイターとともに、メビウスをキャッスルが浮かぶ谷底までそのまま蹴り落とす

余裕の無いディーがその場から逃れようと叫ぶ

「ジ ジェイ 分離だ」

ヨランは、ピンチの状況に陥ったワケを理解するのに時間がかかっているのか、たじろぎながら答える

「わ わかっ」

激しい轟音ととともにアナイアレイターが空中で大爆発した

ディーとジェイは恐らく逃げ延びてまだ生きているだろう

タイオン:「ユーニ あいつと会ったことがあるのか?」

     「僕たちがウロボロスとなった あれより前に」

ユーニ: 「わかんねぇ」

     「わかんねぇけど この身体が覚えてるんだ」

     「あいつを あの爪を」

ノア:  「何故メビウス達が存在するのか」

     「それと関係しているのかもしれないな」

ユーニ: 「だったら それを知りてぇ」

     「知って 抜け出したい」

     「粘りつくようなこの感触から」

黄金の執政官”エヌ”

考えるのは後

ノア達は予定どおり、キャッスルからの脱出を試みる

しかし、最悪の事態がすぐそこに迫っていた

ノア達が計画していた逃走経路を行って辿り着いた先は、女王の間

異様な雰囲気に包まれるその空間では、まるで蜂の巣が埋め尽くされているかのように、無数のカプセルの中で人間が培養されていた

ノアはかすかな記憶を頼りに、あることを確信していた

「俺たちが 生まれた場所だ」

気味の悪い光景に包まれる中、ある一つのカプセルにノアの目が留まる

「エセル!?」

外見はどう見ても一期の人間

しかし、三期のときのエセルに会ったことがある、ノア、ユーニ、ランツはそれがエセルだと確信していた

ユーニが冷静に言葉を発する

「これまで教わってきたよな」

「アタシ達は女王から生まれるって」

タイオンによれば、どうやらアグヌスも全く同じことを教わってきたのだという

「僕達兵士は女王から生まれ 戦い」

「そして」

そのとき、聞き覚えのない声がタイオンの話を遮った

「女王へと還る」

そこに現れたのは、ケヴェスの女王メリア・エンシェント陛下と、黄金の執政官エヌ

執政官エヌの姿を見て、ミオは息を呑んでいる

「あの人」

「どこかで」

突然、ノアの頭の中で重たい何かが響き渡る

「何だ この感覚」

女王メリアは幾星霜、ケヴェスを、世界を守護し続けてきたのだという

「やはりウロボロスは」

「”世界に仇なす存在”」

これまでケヴェスのために、女王のために、自分達は戦ってきた

それなのに何故、女王は自分達を抹殺しようとするのか

「あなた方は己のために戦ってきたのではないですか?」

「その命を手放したくないから」

「ただそれだけのために」

「世界を破壊へと導くウロボロス」

「我が威光の前に 滅するがいい」

女王の言葉を聞いて、ノアは哀しい目をしながら言う

「女王」

「それが あなたの意志なのか!?」

それを聞いた黄金の執政官エヌがすぐさまに答えた

「女王陛下の意志ではない」

「”世界の意志”だ」

もはや戦いは避けられない

ノア達は連携して攻撃を繰り出す

しかし、女王メリアの周りには光の壁が張り巡らされていて全く歯が立たない

次々と襲い掛かる女王のエーテル攻撃に消耗戦を強いられてきた

「こうなったら」

「今はこれしかない」

ノアが魔剣ラッキーセブンに手をかける

これまで、人に向けて使ったことはない

たとえ相手が女王陛下であったとしても、この状況を打破するためにはこれしかなかった

女王陛下の頭上には高密度のエーテルエネルギーが集まり始めている

抗うことのできない力を前にして、ただ身構えることしかできないノア達

この攻撃を受けてしまったらすべて終わり

その場にいる誰もがそう感じ取っていた次の瞬間、女王陛下の身体に異変が生じる

まるで機械が高負荷の作業に耐えられなくなってショートしたかのように、女王陛下の首元が折れ被っていた仮面が剥がれ落ちた

露わになった顔面はまさに機械そのもの

攻撃が止んだことで武器を下ろしたノアの口が動く

「俺たちの女王が 機械!?」

ノア達の驚く様子を見て、黄金の執政官エヌは顔を手で覆いながら笑ってみせていた

「やはりな 女王よ ”希望”は捨てたくないか!?」

「いいだろう ならば見ているがいい」

「私自らがその希望 断ち斬って差し上げよう」

黄金の執政官が歩み寄ってくる

機械仕掛けの壊れた女王陛下の人形をぞんざいに押し退けながら

ノアはまたしても頭の中に重い何かが響き渡り苦しんでいた

「な 何だ こいつ」

「俺の頭 何故」

思わずノアの手からブレイドが滑り落ちてしまった

声をかける仲間達を尻目に黄金の執政官エヌが喋り出す

「因果だよ」

「その流れ 何人たりとも逃れることはできない」

そう言いながら黄金の執政官エヌが取り出したブレイドは、ノアのものと全く同じ形状をした黒色のブレイド

ブレイドは何かに激しく共鳴しているように見える

ノアとミオが戦ったときに、ミオが感じた違和感と同じ現象のものかもしれない

「あの剣 まさか」

黒いブレイドに手をかけ、黄金の執政官エヌが鞘を引き抜こうとしたその瞬間

突如キャッスルに警報が響き渡った

「執政官長殿 ロ ロストナンバーズの襲撃です」

外では、いくつもの戦艦が機関銃を撃ちながらキャッスルに向けて飛んできている

ガラス張りの外壁を打ち破って突入してきた戦艦から飛び出てきたのは、ゲルニカ・ヴァンダムが連れていた無人ロボット

「あのレウニスって」

「うん 間違いないよ あの時の」

次々とキャッスルの中に侵入する戦艦はそれ用に開発したと思われる装置を使って、人間を培養するカプセルを掴んで持ち運び出して行っている

「おいノア 脱出するぞっ」

逃げるなら今しかない

アナイアレイターを破壊した今、コロニー4が狙われることはなくなった

これ以上ここに留まる必要はない

「わかってる」

「けど」

それでもノアは、黄金の執政官エヌの存在が気になってしょうがないようだ

黄金の執政官エヌは高速の剣技でロストナンバーズの砲撃を巧みに去なしている

「ノア」

叫ぶランツの声についに、踵を返すノア

「くっ わかった」

目的を達したからなのか、ロストナンバーズは遠くの空へと飛び立っていく

ロストナンバーズが運び出したカプセルの中には、先ほどノア達が見つけたエセルがいた

それとわかって持ち運び出したのか、はてまてたまたまそれにエセルが入っていたのかはわからない

静けさが立ち込めるキャッスルで、黄金の執政官エヌは顔に被った仮面を取り外した

「因果の流れ この手中から離れたか」

「それとも」

「再びこの手に戻ってくるか」

そこに、白銀の?見た目をした執政官と思しき人物が歩み寄ってくる

「戻ってきたとして どうするのです?」

向き直る黄金の執政官エヌが答える

「決まっている」

「俺と君の”時”を創る」

「変わることのない 二人の時を」

黄金の執政官エヌの素顔は

ノアと同じ?

もうひとりの女性のような見た目をした白銀の執政官の素顔もまさか

ミオと同じ?

雑だーーーーーん!

第4話は、命とは何かを考えせられる描写が多かったように感じます

語り手がミオだからなのか、最も死に近いミオの感情がありありと描かれていました

ノアとミオと瓜二つの執政官とは、一体全体どんな存在なのか

執政官がオリジナルで、ノアやミオのような創られた?人間はレプリカとかそんなんなのかな?

ユーニが以前の?記憶を身体が覚えていると言っていたのと、エセルがまた作り出されている様子を見るに、ノア達は何回も生まれ変わっているみたいだし

どこかで”再生”っていう言葉も使われていたし

それと”因果”がどう繋がってくるのかはさっぱりわからないけどなー(・ω・)

ケヴェス兵とアグヌス兵を使って、命のやりとりをさせなければならない理由も未だ不明瞭です

女王の「希望がすてられない」というエヌの言葉も気になる

本物の女王様が存在して、本当は味方ってこと?

ぐぬぬ

わからん(´ω`)

それと、ロストナンバーズという組織

人間を運び出していたことを踏まえると、何かしらの方法で、女王陛下の支配下にあった人間を制約から解き放つことができるのでしょうか

ナンバーをロストすると言う意味で、何かしらのタグづけが解消されるのかもしれないですね

そうすると、ゲルニカ・ヴァンダムのように本来の人間の在り方のように、歳を重ねることができる身体になって?

世界の不都合な真実を知ったその人間達が、世直しのため活動している?

だけど、必要なパーツが揃っていなかった?

ウロボロスとなれる人間を探していた?

言われてみれば、ゲルニカ・ヴァンダムがノアの武器を見て「なるほどな」と呟いていた気がします

ゲルニカや黄金の執政官エヌのことを知っていて、そのエヌと同じ武器を持ったノアを見て何か確信したのかもしれませんね

そろそろ怒涛の展開が待ち受けていそうなので、それを楽しみにしてコツコツプレイしていこうと思います!

・・・

そういえば

結局スプラトゥーン3がお家に届いてしまった

またまた積みゲーの恐怖に苛まれる日々を送ることになりそうです

てか、積みゲーありすぎっ∑(゚Д゚)

積み本もたくさんあるし

これは人生詰ん・・・

おっとそれ以上は踏み込んじゃぁダメだ

命を落とすぜ(゚ω゚)

積みゲーは、終わらない戦争

積み本は、原初の罪

いたしかたなし!

がんばってゲームするぞ!

じゃ!