ひがしです!
テイルズオブアライズ、クリアしました!
めちゃくちゃおもしろかったです!
めちゃくちゃ?
おもしろ・・・・・・
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うーん、中盤までの高揚感よりは普通だったかもしれない!
そんな感想を抱いた正直な気持ちと、クリアしたときの喜びをさらった書いていきたいと思います。
降り注ぐように拡散し突きつけられるストーリー
後半戦はレナの世界、とりわけレナ人が暮らしている「レネギス」が舞台の中心となります
予想どおりと言いますか、レネギスに住む人々はダナ人と同じく普通の人間です
実はこのレネギス、主人公一向が辿り着いたときには、すでに居住区がぐちゃぐちゃになってます
ヴォルラーン戦以後に起きた、ダナ侵略による弊害で、世界そのものがダメージを受けている状態なんです
街の惨状にレネギスの人々は皆困り果てていて、問題に直面する自分自身で物事を解決しようとしていないんです。レナは王制なので、王のお導きがないと何もできない人ばかりなんですよね。ちなみに、王なんて結局存在しなかったんですよね
そんなレネギスでは、物語の核心に迫ることにとなります
「アルフェンの過去」、「シオンの荊の正体」、「王と巫女」、「領将王争」、「召霊の儀式」など、これまで明かされることのなかった真実が次々と判明します
そしてついに、黒幕の正体も判明するんですよね
ぼくは、ゲームをプレイしながら、考えを巡らせているわけです
壮絶な過去、世界の真実を知った「レナ人の黒幕」がいて、その彼にも貫かなければならない正義があった
とか、
「黒幕は実はダナ人」で、過去、ダナ人によって迫害を受けた魔法使い(リンウェルの一族)の末裔だった
とか、
そんなありきたりな人間ドラマを思い描いていましたよ
でも、その期待は良い意味でも悪い意味でも裏切ってくれましたよ!
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なんと!
黒幕の正体は「世界の意思」
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えーーーーーーっ?
具体的には、双世界のうち「レナ」の星霊力が集まって意思が具現化した力、「星霊」そのものが黒幕だったのです
しかも、ダナを侵略する理由は、「自分自身でレナの星霊力を喰らい尽くしてしまい、その欲望を満たすためだけに、ダナの星霊力を奪おうとした。」というとてもシンプルなもの
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本当のレナ人はシオンやテュオハリムのようなダナ人と同じような見た目の人間ではなく、「ヘルガイムキル」という生命体で、レナ人はそのヘルガイムキルがダナ人を元にして作り上げた人間ということも判明します
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と、ここまで、あまりストーリーに触れずにきたので、何言ってるのかわからん!状態だと思いますが、
世界の真実と散りばめられた伏線が後半の10時間程度のプレイで一気に説明される感じなんですよね
伏線が丁寧に回収されるというよりは、「お前らの世界こんなんなんだよ!」って。突然に突きつけられ、若干置いてけぼりをくらってしまいました(笑)
移り変わるテーマ
はてさて、一番気になったのは、ストーリー展開と合わせて、作品のテーマが序盤と終盤でだいぶ変わってしまった点でしょうか
序盤は、「ダナ人とレナ人」、「奴隷と支配者」、「人種に関係なく”誰”が悪い」など、見かけだけに縛られない考え方や、現実をただ受け入れるだけでなく自分で決めることの大切さをプレイヤーにも考えさせるような展開だったんですよね
そこには、人間そのものの哲学的なテーマが掲げられていたと思うんです
一方、終盤では、「世界の意思に抗う」が最大の目的になり、「人間の正義または罪」といった序盤に考えさせられたテーマとだいぶかけ離れてしまった印象です
「支配からの脱却」という共通のテーマは持ちつつも、レナ人とダナ人の衝突にはどんな理念もなく、ただ目の前の現実を疑わずに繰り返してきただけだけなんです
当然、そこにはドラマはないわけです。彼の生き方も彼女の葛藤も、誰かの決意もそこには何もないんですよね
「超常の存在に、操られるように踊らされていた」という設定なので、このようなストーリー展開にならざるを得ないのは分かる気がします。ただ、キャラクターが非常に魅力的だったが故に人間らしいドラマを掘り下げることができなかったので少し残念なところです
プレイヤーが待ち望んだハッピーエンド
エンディングは極めてシンプル。王道RPGが好きな人にとっては、とても嬉しいハッピーエンドです
これはこれで良いですよね!
最近では、奇を衒って、主人公が自分を犠牲にしてしまったり、しこりが残るような終わりを迎えてしまうゲームもたくさんある中、今作は純粋にハッピーエンドを迎えます!
ぼくは、作中のキャラクターがハッピーになる展開は結構好きなんですよね
わかりやすくて、もやもやしないので、単純に嬉しいじゃないですか
とくに、メインキャラクターのアルフェンとシオンは、それはもう抱えるものだらけの人生を辿ってきてるんです
その二人が幸せになるだけで、プレイヤーは嬉しいんです
結局、プレイしてどうだった?
おもしろかった!
これは本当
ただ、当初から感じていた「めちゃくちゃおもしろい」ではなかったかな
散りばめられた設定は本当によかったので、それがより、人間らしくまとまっていたら、紛うことなき傑作になっていたと思います
今作はプレイした”ダ”レ”もが、楽しい時間を過ごせる
そんなゲーム
・・・・そいえば、いまさらだけど、今回のテイルズはRPGジャンルにキャッチフレーズが付け加えられてないんだなー
さあって・・・・・モンハンの続きやらなきゃ( ;∀;)
じゃ!